当園の教育方針|さくら保育園 WEBサイト|東京都羽村市

当園の教育方針

01ひとりひとりを大切にする

子どもの尊厳を大切に個性を尊重する

乳幼児期を取り巻く環境がめまぐるしく変わっていく現在、長い時間を保育園で過ごす子どもも少なくありません。その子どもたちに何よりもまず居心地の良い、安心して過ごせる環境を提供していくことが大切だと私たちは考えます。それは物的環境にとどまらず、保育する大人と子どもの関係にも当てはまり、担当制の保育という考え方につながっていきます。

また、どの子どももひとりの人としてその子が持っている人格、個性、価値観などが尊重され、保護者との相互協力、理解の基で保育を受ける権利があります。

そこで、遊ぶことを通して発達成長していく、ひとりひとりの子どもに合わせて、遊び方や、どんな絵を描いたり話したりするのかを探し出し、子どもが自分でしようとすることをその子に合わせて助けるようにします。

担当制の保育

乳児期の日常の保育は、例えば0歳児クラスの場合3人の子どもを、その子たちを担当している保育士が主に行っていきます。そしてここで大切に考えられているのは、単純に子ども3人対大人ひとりということではなく、子どもひとり対大人ひとりという関係が3通りあるという心構えでいるということです。

このことで保育園にいる間は「この大人といれば安心できる」といった親へ寄せるのにも似た信頼感を、担当の保育士にも寄せてくれるようになります。もちろん他の保育士にも親しい態度は見せてくれますが、一時期、知的・情緒的発達に伴い、母親に対するのと同じように、保育園にいる間は担当保育士の後追いをする姿がみられるようになります。この姿にはまわりの大人も感動します。

1歳・2歳と年齢が進み幼児クラスになっても、この子どもひとり対大人ひとりの関係が、その担当・クラスの人数通りあるという、基本的な心構えはかわることはありません。

シンボルマーク

子どもが保育園に入園する時ひとりひとりその子のマークを決めます。それはその子が卒園するまで園内唯一の、その子だけのマークとして大切に考えられ扱われます。ですからお子さんを象徴するのにふさわしいマークを、できるだけ本人と保護者、担任も交えて決めていきます。

決められたマークは、子どもの名前の代わりというだけにはとどまりません。自分のマークを自覚することによって、それは子どもの心のよりどころとなります。まわりの大人たちや、年齢も男女の枠も越えた園中の友だちからも大切に扱われる事で、「集団の中で自分が守られている」と、子ども自身が認識できるものとなっていくのです。

自分のマークの付いた物は文字のわからないうちから自分のものである事がわかり、自分のマークの付いたロッカーは他の誰も使うことのない自分のものであり、マークの付いた昼寝用の布団が敷いてある場所は自分の眠る場所であり、これらは大人の都合によって安易に変えることのないものなのです。

02日課を大切にする

各家庭の生活リズムを把握したうえで、集団生活のリズムを個人のペースに合わせて作っていきます。家庭の生活リズムが大切なのと同じように、保育園での生活リズムも大切にしています。朝登園してから帰るまでの生活の中で自分のするべきことがわかり、考えて行動できるようになって欲しいと思っています。

乳児期の場合

入園時に保護者の方の協力でご都合に合わせて約3日間程度、保育園で子どもと一緒に短時間過ごしていただきます。その時に、保護者から家庭での様子を詳しく聞いたり、保育園の基本的な方針などが保護者に伝えられ、これからの保育園での生活の基盤をどうするかを話し合ったりし、まず保護者との信頼関係を築くよう努めます。そのことで家庭と保育園が一体となって、その子の成長を見守っていけるようにしていきます。

離乳食は、担当保育士が抱いて食べさせます。お腹をベルトで押さえたり、サイドに転倒防止ガードの着いた椅子に座らせることはしません。それは、ひとりで椅子に座れるまでに体が発達していないからです。また、子ども自身がひとりの大人に抱かれながら食べることによって、自分で食べるというイメージが湧くからです。初期の段階では授乳の時とさほど変わらぬ姿勢でスキンシップもとりながら食べ、中期では大人と顔を見合わせたり食品も見ながら、後期では大人の膝に座りながらもしっかりとテーブルを向いて、大人に食べさせてもらいます。

1歳を過ぎて離乳が完了したら、子どもの身長にあわせた椅子に座って自らもスプーンを持って食べるようになります。ただしある程度自立して食べられるようになるまで、大人ももう一本スプーンを用意して介助していきます。初めは大人とひとり対ひとりで、そして序助にお友だちと一緒のテーブルで食べるようになってきます。

排泄では、パンツへの移行時期を2歳から3歳くらいと考えています。体の機能だけを考えるともっと早く移行することはできますが、心と体の成長が一致するこの年齢が最も望ましいと考えます。スムーズにパンツに移行できる時期まで待ち、その子がしっかりとバランス良く成長した後切り替えていくと、数日のうちにパンツに移行することができます。

もちろん個人差はありますが、ほとんどの子どもが2~3日間おもらしをし、そのことに不快を感じると、自分からトイレでするようになります。時期をのがしてしまい逆に移行が難しくなってしまわないように、ひとりひとりその子どもにあった移行時期を、見逃さないのも担当保育士の大きな役割となってきます。

幼児期の場合

生活面ではほとんど自立してきますが、散歩に行く前は排泄を促します。それ以外は、自分で尿意を感じたらトイレに行くようにします。
食事は自分の食べられる量を自分で決め「へらして」「おかわり」などと自ら大人に伝えて減らしてもらったり、おかわりを要求できるようにしています。

また、日常の活動から食事の準備ができるまでは、個人によってペースが違うため自分の食事の準備が整ったら椅子に座り、姿勢をただし「いただきます」と言い食べ始め、終わったら「ごちそうさま」と退席します。個人によってペースが違うため、待たせることはしないと考え、全員揃って行うことはしていません。ただし、5歳児クラスの3期(1月~3月)は就学に向け、全員揃うまで“待って「いただきます」をする”ことを意図的に働きかけています。

手洗い、うがい、歯磨きは、なぜその行為が必要なのかを子ども自身が理解することによって、手の洗い方やうがいの仕方、歯の磨き方も丁寧になっていき、毎日の習慣になっていきます。ですから、そういった意味での大人からの働きかけも大切であると考えています。

子ども達の当番活動については、子ども自身の「手伝いたい」という気持ちを第一に考え、大人が強制的にさせるのではなく、当番をしたい子が基本的にするようにしています。

お手伝いを頼まれるという事は、その子にやれる力が認められ信頼されているということであり、その仕事を引き受けるという気持ち、頼まれること自体がその子の喜びとなるようにしたいと思っています。上手にできる子だけ、年齢の大きい子だけが仕事をするわけではありません。しかし、集団生活の中では年齢の小さい子にはやりたいけれどできない、大きい子にはやりたくないけれどやらなければならないこともあります。食事の配膳などがそうです。子ども自身の考えを尊重し、「やりたくない」と断る自由もある中で、自分からやりたいという自主性が育っていくのではないだろうか、と考えています。

03わらべうた

本園では、日本民族の伝承のうたとしてわらべうたを音楽教育の中心に置き、子どもたちに伝えていきたいと強く考えています。

今、世の中には小さな子どもたちにとってあまりにも刺激的な音楽や雑音が多すぎます。
ハンガリーの音楽家、コダーイは次のように述べています。

音楽教育は自国の伝承民謡で始めなければならない。その単純な音楽形式を通して世界的な曲に近づくことができる。いかに多くの人が、広すぎる音域の歌を使って子どもを苦しめ、子どもの声をつぶしていることか。

わらべうたには遊びがともなっています。子どもたちにとって無理な音域や音程もないのです。そのために、子どもは音楽的に清潔にうたうことをごく自然に学び、自分の声や相手の声をよく聞き、自立して歌うようになります。わらべうたを通して拍感、リズム感が養われ、子どもの信頼関係を育んでいきます。

我が園では大人も子どももどなったりさけんだりしません。自然な解放された話し方ができているためでしょうか。静かな保育園ともいわれています。
わらべうたは静かな落ちついた音楽習慣、生活環境づくりをするにも役立ちます。遊びの中で乳幼児期にとって大切なことばの能力を身につけます。

ことばの中に含まれる方言や古めかしい表現方法が子どもの語らいをふやし、ことばに生命を与え、昔からの日本の風習を伝えることに役立っています。

04伝承文化

七夕、十五夜、春秋の七草、もちつき、ひな祭りなど、我が国で昔からかたりつがれている由来について、保育園の行事をつうじて伝え、家庭でも楽しんでいただきます。和太鼓音楽を取り入れ、日本の伝統的音楽のリズムを身につけていきます。和太鼓をたたく子どもたちは、共にバチを振る仲間やまわりの人々に共感し、共鳴しながら激しくバチを交差します。「5歳児クラスになって和太鼓をたたきたい」、これが小さな子どもたちの楽しみです。

アフリカをはじめ、世界の国々にはさまざま太鼓があります。太鼓はたたき手によって激しい怒りや、悲しみ、優しさ、しんしんと降る雪の情景すらも表現してくれます。けれども、一番の持ち味は喜びと力強い躍動感でしょう。そして、和太鼓のリズムには昔からうけつがれてきた日本人の心が込められています。そのリズムに合わせた歌、踊りは子どもたちの心を虜にする魅力にあふれています。

3歳クラスから手さげ代わりに、ふろしきを使用しています。ふろしきは、場所を取らずにたたんでしまっておくことができ、物を整理しやすく、四隅をしっかり結ぶことで手先の訓練にもなります。例えば3歳児は物を包むだけですが、4歳児クラスになると、一回結びや、かた結びで物を整理できるようになります。5歳児ともなると、ちょう結びができるようになる子もいます。さらに、ふろしき同士を結び合わせて家の屋根や囲いにしたり、体に巻き付けてドレスにしてみたり、頭に巻いたり、マントにするなど、一枚の布であるふろしきに想像力とアイデアを最大級に働かせて、遊びが無限に広がっていく姿も見られます。運動会の競技種目のひとつにもなっています。

遊びの中で子は育つと昔から言われていますが、あやとり、お手玉、おはじき、ビー玉、折り紙、千代紙人形、まりつき、草花遊び、石けり、コマ、ベーゴマ、竹馬、缶蹴り、竹とんぼ、メンチ(メンコ)、ままごと、おしくらまんじゅう、かくれんぼ、など。細々ながら、いきながらえている遊びもありますが、テレビゲーム、手許ゲームが普及し始めた頃から、子どもたちが群れになっての遊びが消えて行きました。けんかしたり、泣いたり、口論したり、仲直りしたり、必死で止めに入って、あべこべに突き飛ばされる不運もあったり、励ましたり、助け合ったり、遊びの日々から学んだことがたくさんありました。(小さな怪我やたんこぶは当たり前でした。)さくらっ子が将来、たくましく賢く豊かな人間関係を築いて、自分の人生を生きて行けるように、身体も、頭も、心もたくさん使う遊びを与えていきたいと思います。

和太鼓

和太鼓は、古くから羽村はもちろん,各地の祭でも愛用されている日本の伝統楽器です。和太鼓のリズムには昔からうけつがれてきた日本人の心が込められています。そのリズムと響きに合せた歌、踊りは子どもたちの心を虜にする魅力にあふれています。さくら保育園では5歳クラスになると和太鼓に取り組みます。

05異年齢保育

現代社会では核家族が大部分を占め、親達の兄弟も少なくなったことから家族の中の兄弟姉妹が少ないだけでなく昔に比べ、いとこ達も少なくなっています。そういう家族内の状況の兄弟関係や、希薄になったと言われる地域のつながりの中の子ども同士の遊びでは、子ども社会のタテやヨコの関係を自然に学ぶことや、思いやりや尊敬の心を育てる機会が失われて来ています。こうした家族や地域で失われた大切な人間関係を回復するために、異年齢で関われる場を作る必要があると考え異年齢保育を実施しています。

3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスを2つに分け、異年齢の混合クラスを2つ作っています。その異年齢クラスの名称は「そら」「かぜ」です。

この目的は、異年齢保育の中では月齢の高い4月生まれの子でも小さい子という立場になったり、月齢の低い3月生まれの子どもでも次の年には自分より小さい子のいる立場になったりします。この生活の中で3歳、4歳、5歳児の3人組を作り、きょうだいグループとしています。一人っ子が多いので実の兄弟姉妹のような深い関わりを経験してほしいとの願いから取り組み始めました。実の兄弟姉妹と違うところは、3年間の間に弟妹の立場、真ん中、兄姉の立場を経験できることです。

5歳児クラスの子どもにとって、3歳児クラスの存在は「小さい子」「守ってあげよう」という気持ちを生みます。年齢も能力も異なり、障害のある子、外国籍の子、様々な人間関係の中でお互いを認め合い、協力しあい、助け合う姿がみられます。トラブルの仲裁をしたり、慰めたり、注意したり、子供同士で解決する姿も多いのです。年上の子はお兄さん、お姉さんらしく、年下の子は年上の子の真似をしながら育ち、お互いの違いを認め、受容する心の育ちは子どもたちにとって最も大切なものなのです。

5歳児クラスは、後期より昼寝がなくなります。生活リズムがかわるため「むら」から離れ、5歳児クラスのみで生活するようになります。この頃から、2歳児クラスが少しずつ異年齢保育に参加し、4月の新年度の準備に入ります。

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